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讃岐おもちゃ美術館

理事長ブログ

視察旅レポート第三弾:さぬき木のおもちゃ美術館(仮)に向けて


今日も「さぬき木のおもちゃ美術館」開設に向けて集まってくれた東京おもちゃ美術館館長多田さん、デザインの砂田さん他スタッフの皆さんを香川の「粋」のご案内


朝いちばん、栗林公園は日の出とともに開園しますのでこの季節は本当に朝が早い!
しかしチケットを買ってゲートをくぐると早朝にもかかわらずボランティアガイドさんが。
有難いですね。短い時間ですが少し案内していただいた後、予約していた栗林公園内にある
花園亭にて「朝がゆ」の朝食
コロナで一部屋1グループしか予約できなくなっていましたのでゆっくりとくつろぎながら


砂田さんは本当にびっくりするくらい物知りで、まずはお床に掛けてあるお軸の説明をしてくれました

そして窓から見えるお庭の景色の計算されつくした構図、
松の間を抜けてくるまさに気持ちの良い風。
細部にわたる花園亭の造りについて、さりげなく説明してくれながら
心地よい朝食タイムを楽しみました


次なるはこれまた香川の誇る建造物、香川県文化会館の中にある漆芸研究所へ
ちょうど修了生の作品展をされていました
修了生の作品も見事ですがこの建物自体すごい!しょっちゅう前を通るくせに、ほとんどこの建物について無知なワタシ(泣)


県立の漆芸研究所には毎年10人の生徒さんが入学
こうして漆芸家を育成する場は全国でも輪島と香川にしかないんだとか!
しかもここは県立で入学費も授業料も無料!県がこうして芸術家を育てているのです!知らんかった!
そして漆って奥が深い、ふかいいい~
生徒さんが真摯に作品作りに向き合っていました。途方もない時間と手間とをかけて作る作品なんですねー
ご案内いただいた古川所長、ありがとうございました!


せっかく文化会館まできたので、、ってことで斜め向かいの「香川県庁東館
こちらも実は有名建築物なんですよね
⇒日本を代表する建築家・丹下健三氏や香川県出身の画家・猪熊弦一郎氏、インテリアデザインーの剣持勇氏が関わった建築物として有名です。


つい先日まで大掛かりな耐震工事でずっと仮囲いに囲まれていた東館。
県民が普通に入れるし外のお庭でもくつろぐことのできる普段使いのこの場所がとっても贅沢な
芸術的空間だと改めて感じましたし何よりアテンドしてくれた県庁職員さんが誇らしげに
何を聞いても答えてくれてこの建物の最高級のファンって感じで一番身近にいる人がここまで惚れる場なんだ。。と思うと改めてスゴイ!


次なるは
讃岐かがりてまり保存会さんへ・・
讃岐かがりてまりさん

高松市内の幼稚園の跡地にある工房を兼ねたこの場は緑が青々として気持ちいい!
そして古い幼稚園らしく、設えがかわいらしくて暖かい。
ここで作られている、讃岐かがりてまりは中に入っているもみ殻から糸を紡ぎ、手作りで染めた100色以上の糸を幾何学に刺して人の手だけで作られる美しくかわいい手毬。
代表の荒木さんのお話もとっても興味深くて・・


讃岐かがりてまりの荒木代表も香川の伝統工芸士ですが
次なるお邪魔先は、讃岐の可愛い和三盆糖の木型を作られている
市原さんの工房へ。
木型工房 市原さん

うわ~~!すごい数の木型!
市原さんもまた伝統工芸士さん。見たことのない道具を使って風流な型から
斬新なデザインの型まで生み出すんだ~

市原さんの娘さんは「豆花」さんという子の木型を使った和三盆糖造りのワークショップもやってますよ
https://www.mamehana-kasikigata.com/

駆け足ですが今日はまちなかの、ここ!という場所を見学させてもらいました。
そう、それぞれ5分くらいの移動時間で行ける距離にこんな素敵な場所が!
おそるべし高松まちなか!