視察旅レポート第二弾:さぬき木のおもちゃ美術館(仮)に向けて
さぬき木のおもちゃ美術館開設に向けての視察ツアー
三豊市にある菅組さんへ。
菅組さんは県内唯一の宮大工さんがいらっしゃる会社さんです。
おもちゃ美術館では匠の技も子ども達に伝えられる場であれば、と思っているので是非とも!と
社長さんにお願いし、宮大工さんの作業場も見せてもらいました。
木の香りが身体にしみこむほど、見たことのない道具や造作の並ぶその場は
神殿や寺社を作り上げる、神様仏様の住まわれる場を作る神聖な場所だ、と思いました
ちょうど棟梁がその場に居合わせお話を伺うことが出来ましたが、本当にスゴイ!
うまく伝えられないけれど伝統を守り、教科書のない仕事を、体で覚え体で伝えてきた技で
寡黙に作業をされている様子がすごいです。これ写真だと木の床に見えますが実寸大の寺社の図面です。
機械を使わず二次元をまず書いて三次元に起こしていく「匠の手作業」
震えます!伝統を守り貫く姿勢に心が震えました!
おもちゃ美術館でも是非棟梁の腕をどこかで活躍していただけないか、と密かにワクワクと企んでしまう。
菅組さんの宮大工さんの仕事風景を動画で紹介しているのはこちら↓
https://youtu.be/05GUPpFStc0
宮大工のお仕事ぶりに胸がいっぱいになったけどお腹は空いたので(笑)
菅組さんのすぐ近くの小前のたこばん屋さんへ。
東京おもちゃ美術館の多田館長もデザインの砂田さんも「たこ判って何?」って
たこばんって香川の文化なの⁈めちゃ喜んでもらえました(笑)コーラ&たこ判のゴールデンコンビネーションww
そして次なるは坂出の秘境⁈
金山の細道をうねうねと上がっていき、「けいの里」へ。
小雨振るけいの里は、覆いかぶさる木から妖精たちが見下ろしているような空気感
ここには縄文時代の人たちが触れた「サヌカイト」がゴロゴロ。
ちなみにサヌカイトとは(Wikipediaより)===
讃岐岩(さぬきがん、sanukite、サヌカイト)は、名称のもとである香川県坂出市国分台周辺や大阪府と奈良県の境にある二上山周辺で採取される非常に緻密な古銅輝石安山岩。固いもので叩くと高く澄んだ音がするので、カンカン石とも呼ばれる。
サヌカイトという名称は、明治政府に招かれ、日本各地の地質を調査したドイツ人地質学者ハインリッヒ・エドムント・ナウマンが、讃岐岩を本国に持ち帰り、知人のバインシェンクが研究して命名した。
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耳で聞くというより、身体で感じる何とも言えない音を発するサヌカイト。
そのサヌカイトの音色を引き出す様々に加工された美しくアートな感じのサヌカイトの楽器?の並ぶ
けいの里にて、サヌカイトのいにしえの音色に癒され、歴史や背景を伺い、深呼吸してきました
香川に住みながら知らないことが多い!多すぎる!恥ずかしいぞ私。
とにかく、おもちゃ美術館ができるまで勉強せないかんことが多いっ!でも楽しい!