わははヒストリー:はじめての受託事業「子連れ父ちゃんはじめてのおつかい」
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今日は、坂出市から指定管理を受けて運営している「まろっ子ひろば」に市役所新入社員18名がバスに乗って研修に来ました!娘の同級生のスーツ着てメモなんか取りながら私の話を聞いててなんだか笑える~~。
まろっ子ひろばはじめ子育てひろばや研修やイベントなど行政からの受託事業も数多関わらせていただいていますが振り返ってみると、初めての行政受託事業は17年前。
2002年度に文部科学省から受託した「0歳からのジェンダー教育推進事業」という枠組みの中で「子連れ父ちゃんはじめてのおつかい」という事業を実施。
申請書の書き方から、企画書、スケジュール、予算立て、、、何もかも初めての中で実施しましたが、なんせ当時は男女共同参画という名のもと実施される講演会にも参加者は”エルダーの女性”が大半。
少ない男性。少ない若者。これじゃ伝えたい人に伝わらんじゃん!ってことで、子育てパパを対象に商店街をパパと子どもだけで半日お買い物しながら過ごす様子をビデオプログラムにするという企画。
トイレでおむつ替えしようにも男性用トイレにおむつ替えシートがない!と慌てつつ、パパ同士が連携して見張りを立てて無人の女性トイレに入りおむつを替える(でも履かせたおむつは前後逆)
あっちこっちに寄り道する子どもの歩くペースがつかめずクラクラするパパ。
うどん屋ランチで、靴を履かせたまま座敷にあがったり、長いうどんをそのまますすらせのどに詰めたりテンヤワンヤ。
しかし悲壮感というより笑いが出ちゃう演出でこの時のビデオは(まだDVDではなかった)全国の男女共同参画センターの教材にもなりました(笑)
参加者の中には、地元四国新聞、朝日、読売、毎日の若手記者もいて(取材は子連れで参加できる人以外アウト!という変なプレスリリースをしていたので皆さんベビーカーを押しての困惑取材でしたwww)翌日の紙面は全紙大きく取り上げてくれました。(おむつ替えシートが男性用トイレにない不便や、ベビーカーを押して商店街を歩くと自転車がこんなに危ない、とか、父親自らがたくさんの発見があったようです)
秀逸なのは、この朝日新聞の記者。ヘトヘトになりながら紙面で「妻へ」と懺悔の手紙まで掲載(笑)
この事業は話題性もあり大成功。
今までにない発想で子育て支援や街づくりに切り込むわははネットの活動の最初の一歩でした。
今日、研修に来てくれた新人行政マンもこれまでの固定概念に縛られず楽しみながらいろんなことにチャレンジしてほしい!(^^)!