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讃岐おもちゃ美術館

理事長ブログ

サロンdeわははオンライン【夜間中学を考える】を開催


昨年1年間コロナで開催できていなかった「サロンdeわはは」
今年はオンラインで開催しようか、と思っていたところ、ちょうど、先月末のニュース菅首相“夜間中学 5年間で全都道府県と政令指定都市に設置を”を発端に、香川県内で夜間中学設立に向けてご尽力されているかねてより敬愛している上野先生のお話を改めて聞いてみたい!と思い、このテーマでオンラインサロンをやろう!と思い立ちました。

上野先生は教誨師(きょうかいし)をされていてそのご経験から、受刑者等の学び直しの場の必要性を痛感、また社会の変化により外国籍の方、不登校など十分小学校に通えなかった方、家庭の事情や病気などで基本的な文字書きそろばんと言われる知識が学べなかった方への学び直しの場づくりを痛感されていらっしゃいます。

学べる喜びを感じ、できることが一つずつ増えることで自分に自信ができ前に向いていこうとする方々の話を聞くと本当に胸が熱くなりました。


当日のサロンには20人近い様々な立場の方が参加してくださり、意見交換などもできとても有意義な時間になりました

サロンの感想は上野先生にお礼と共に以下のようにお伝えしました。そのまま転記します。
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夜間中学の必要性を改めて痛感しました。
そして「夜間中学」について教育委員会も前向きに熱心に考えてくれていること、自治体でも独自に調査をしたり前向きなところも現れていること。上野先生はじめ想いを強く活動されている方がいらっしゃること、知らないことも多くて勉強になると同時に
*【夜間中学ができること】がゴールではない。
ということも感じました。
【夜間中学ができる】ことは、まだ社会で学びの機会がなかったために生き辛さを感じている人のファーストステップであって、そこから、社会全体がそういった境遇にある人に関心を持ち温かく共存しようと意識し、社会で困ったことがあれば気持ちよく支え合おうと心から思えること。
企業等経営者等がそういった境遇にある人、学び直しをして社会で再チャレンジしようとしている人の背中を押したい、と思い雇用の門戸を開くこと
働いている人たちが仲間にそういった境遇の方が来られた時にリスペクトしあいながら支え合い共に働こうと感じること
など様々な環境が必要だと思いました。
だからこそ【夜間中学】ができるまでのプロセスももっともっとオープンにして、「こういう境遇の方がいるんだ」「学び直しを喜びに感じ人生の再チャレンジを応援したい」と感じてもらう広く一般の社会・企業の皆さんを増やしていくことも重要だと思いました。
私は自分でできることはあまりに小さく非力ですが、ただ「声がでかい」「空気を読まないからこその巻き込み力はある(自負)」という特性?!があると思っているので(笑)、先生の後ろで先生の理念やお困りの方の状況やお気持ちを社会に発信するお手伝いができればうれしいです。
昨日も本当にありがとうございました
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ここに書いた通り、香川県にも総理が言うように5年以内に夜間中学ができるのだとしたら、そこまでのプロセスをいかに社会全体で共有していくか、も夜間中学を必要としている方々にとって必要なことだと思います。

さて、まずは「こんばんは」の映画上映会でも企画してこの機運を高めていこうかな。