香川の夜間中学を応援する会主催の映画上映会開催
今日は夜間中学ドキュメンタリー「こんばんはⅡ」上映会&森監督を囲んだトークセッション
対岸岡山で自主夜間中学を主宰している城之内先生もお越しいただき香川の夜間中学を応援する会代表上野さんと三人での対談を私がコーディネイトさせていただきました。
余談ですが上映会前にせっかく茨城からお越しいただいている森監督を少しでもご案内…と短い時間でしたが栗林公園で朝食(栗林公園の花園亭での「朝がゆ定食」は私のおすすめ。前日までに予約が必要ですが意外と県内の人も知らないんです。離れの茶室で公園を愛でながら食べる朝食は県内の人でも感動しますよ!)と和船に乗りました。一緒に行った上野代表も初めての体験のようでとっても喜んでくれたので私も満足(笑)
上映会&トークセッションの感想は…
来場いただいた方々のアンケートの中の自由記述をご覧いただけると一番伝わるかな?と思いますのでこちらに羅列しますね。
ご来場いただいた皆様、お手伝いいただいた皆様ありがとうございました
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Q8.今日の感想など自由に記入ください
【web・紙面 計 69 件回答】
・学ぶことは生きることだと思います
・登壇者もマスクをしましょう。城之内、上野
・夜間中学の必要性を強く感じた。それが行政の責務だと思う。
・義務教育を受けられていない人が多いということを知りました。登壇されていた先生方の想いがと
ても伝わってきました。学校、学び、そして生きることについて、夜間中学を含め、改めて考える機
会となりました。ありがとうございました。
・様々な活動や立場の方の話をお聞きでき、大変参考になった。暮らしやすい地域、社会にしていく
ために、高松市においても、自分や所属する組織に何ができるか、検討していきたい。
本日はありがとうございました。
・いわゆる生涯学習をはじめ、各教育課程における学び直しの機会の重要性については認識していま
す。
・実は、小・中・高・大それぞれのレベルで、学びたいと思う人は国籍や学歴や年齢や障害の有無等
問わず、校長の判断で受け入れられる、ある意味総合的なインクルーシブ教育を目指していくべきと
思っています。
・その過渡期として夜間中学の設置も検討すべき課題です。
・ただし、小・中学校の教員のなり手が減っていたり、児童生徒に必ずしも全て十分なケアができて
いなかったりする中で、業務として担当する教職員および児童生徒の保護者の世代の賛同を得ること
が、まず最初の条件となりそうです。
・また既存の夜間中学在籍者数が減少局面で、その中の外国人の割合が高まる中で、全国一律での設
置というのも理解が得にくいところかも知れません。また、たとえば、特別支援教育学級に、適性は
二の次で、普通学級を任せるのが難しい教員を担任させている、という現実も一部にはあるかも知れ
ません。そんな中で夜間中学にスーパー先生が配置されるかどうかも何とも言えません。(失礼なが
ら映画では板書が上手くないのが気になりました)
・既存の学校における学び・学び直しからの多様化をはじめ、印刷物におけるやさしい日本語化や総
ルビ化、また地域コミュニティレベルのサポート等、さまざまなが支援が並行して必要だと思われま
す。
・夜回り先生は教え子が亡くなったときに「あなたは病気を愛情で治そうとした」とドクターから叱
られたそうです。この教育のセーフティネットの問題も、みなさんの優しさだけに留まらず、各専門
家レベルで香川における教育のあるべきかたちを検討する事が重要だと思いました。私自身も現在学
童保育を運営しながら発達障害の小学生から大学生に関わるぐらいですが、地域で何ができるのか考
えていきたいと思います。"
・もう少しトークセッションを聞きたかったし、質疑応答の時間も欲しかったけど、コロナだし、聖
火リレーだしで仕方ないですよね
・非常に勉強になった。学びをおろそかにせず、積極的に取り組みたいと思う。
・城ノ内先生が言われていたように、夜間中学が全てではないと思う。だからこそ、夜間中学を作る
時に起きた議論と、始まった後の現状や課題を、香川の教育にフィードバックして活かして欲しいで
す。
・自己責任、税金の無駄使いとか容易に判断することはできないと強く思いました。
・今まで「学ぶ」ことについて、やらされているというような思いが強かったが、夜間中学で学び、
本当に嬉しそうにしている人を今回の映画で見て、学ぶことの意味を改めて考える機会になった。
参加者の多さに感動した
・松本先生から声をかけてもらうまで私は夜間中学という言葉も聞いたことがありませんでした。今
日実際に映画を見て、話を聞いて、いろんなことを考えました。これが世界のどこかの国とかの話で
はなく、私たちが住んでる日本の話ということに衝撃を受けました。学校に行きたくてもいけない人
がいるのに、義務教育で学校行くのが当たり前だと思ってはいけないなと感じながら、でもやっぱり
そう思ってしまう自分がいます。こんな自分に何ができるんだろうと思っていましたが、最後の話の
ときに、今日のことをまわりの人に伝えることで応援していることになるという言葉を聞いて、わた
Q8.今日の感想など自由に記入ください
し自身が知ることに意味があったんだなと思えました。今回関わることができてとてもよかったで
す。ありがとうございました。
・城ノ内先生が言われていたように、夜間中学が全てではないと思う。だからこそ、夜間中学を作る
時に起きた議論と、始まった後の現状や課題を、香川の教育にフィードバックして活かして欲しいで
す。
・今日はありがとうございました。もう少し皆さんのお話を聞きたかったですが、コロナ対策の中、
開催のご準備など大変だったと思います。本当にお疲れ様でした。私は 2010 年から岡山県総社市で
外国人のための日本語教室を運営しています。きっかけはリーマンショックによるブラジル人の派遣
切りでした。今はベトナム人が多いですが、在住外国人の多くが就労者で低賃金で働かされていなが
らも、とても勉強熱心な人が多く、日本語教室にもたくさん集まります。今、多くの夜間中学で外国
籍の人が8割もいます。その現状が何を意味しているのか、日本人自身が知り、これから未来の日本
を担う子供たちにきちんと伝える必要を感じます。香川県にも多くの外国人がいて、たくさんの日本
語教室があります。でも週に一度来れるかどうかも分からない日本語教室では、日本語能力が十分身
に付かず、結局低賃金で働かされ、貧困の連鎖から抜け出すことができなくなります。外国人の中に
は就労者だけでなく、子育てで苦労しているママたち、そして日本の学校に馴染めない外国にルーツ
を持つ子供がたくさんいます。もっと香川の皆さんにもその現状を知っていただき、夜間中学と日本
語教室の連携をしていただければ、広がりも出てくると感じました。引き続き応援させていただきま
す。またこのような機会を作ってくだされば嬉しいです。"
・当たり前に過ごしてきた日々の生活で、義務教育という過程を終え、高校・大学に通いそのありが
たさを改めて感じました。それと同時に、戦後など貧しい生活で学校に行けてない方や現代社会で不
登校を繰り返し形式卒業となった方などに対しては学び直しの機会を私達が塾や予備校等に行くと同
じように当たり前に行ける社会になってほしいと思った。
・学ぶことに対してここまで真剣に考え取り組んでいる人に、敬意を強く感じました。教育を受ける
ことが人間の生存権そのものだということをあらためて感じ取らされました。その失ってしまった過
去を取り戻そうと、みんなが力を出しあっているところがとても感動しました。私もできることをで
きる限りしていこうと強く思いました。
こんな機会をいただき、本当にありがとうございました。
・多様性が求められる中学びの多様性の必要さを考える機会となった。
・形式卒業など自分の知らないことが沢山あるので、関心を持っていきたい。縁のある人に今日のこ
とを伝えたい
・今まで、夜間中学に関する知識が全くなかったので、このような教育・環境を必要としている方々
がたくさんいるということを、知ることができて良かったです。
・誰に対しても違いを受け入れる優しい心がやはり大切だと思った。夜間中学は出来たが、学びたい
人が誰でも周囲の目や言葉に惑わされる事がない様に、ちゃんと卒業した国民に再度教育をする必要
がある。
・城之内さんの言われていた、色々な場がある社会になるように、色々なアプローチを考え行動して
いけたらと思いました。
・夜間学校はもっと知名度がある方がいいと思った
・夜間中学がどう言ったものか知ることができてよかった。自分自身はさしたる苦労をすることもな
く義務教育を受けることができた。これはとてもしあわせなことだったと気づいた。誰でもどのよう
な事情があっても、学びたい人がいつでもいつからでも学べる場所や手段が用意されている社会がい
いと思う。複数のやり方や多様な背景を受け入れることのできる、辛抱強さがあり寛容な社会にして
いきたいと思った。
・とてもいい企画でした。城之内さんをお招きした講演をお願いしたことがあり、今回も楽しみに来
ました。
特に城之内さんの感極まる発言、思いが伝わってきました。上野さんの取組も素晴らしいと思いま
す。
Q8.今日の感想など自由に記入ください
是非、香川県・高松市に夜間中学をと強く思っています。是非一緒に運動ができたらと思っていま
す。"
・夜間中学について初めて知りました。学ぶことは生きることということから、学習権は生存権であ
るのだと感じ、国民一人一人が学習することを保障していかなければならないと思いました。
高松市でもぜひ夜間中学を開設してほしい。
・学校に行くのは当然と思っていましたが行きたくてもいけない人にとって学びの場は必要なにより
「学ぶことは生きること」は心に響く言葉です。あらためてねんれいに関係なく学びは喜びになると
思います
・教育委員会との関係・位置づけの話が特に参考になった
・司会のマイク音量が大きかった
・これだけ多くの人が読み書きができないという現状に驚いた。高松にも夜間中学ができればいいと
思う
・香川県の調査(アンケート)の結果をもとにもっと議論していけたらいいなと思います
・今日の主宰が行政ではなく有志の人たちというのがよいかったと思います。受け皿(夜間中学)が
できることが大事だとお観ます。できるおであるのならば全力で応援します
・三豊市の夜間中学校がぜひ実現できるよう協力していきたいです
・城之内さんの熱いトークグッときました。応援する会もいいけどまず場を作りましょう
・東京や大阪などの都市では夜間中学があり様々な背景や年齢の方が通っていたことは山田洋二監督
の学校で広く知られるようになった。1993 年の佐久本である。あれから 28 年経ってやっと政府が各
都道府県に設置するように動きだした。四半世紀以上もかかった。あまりにも遅い。しかし前に進む
ことができる
・城之内さんの丁寧な説明が分かりやすかったです
・何かの形で協力させえていただきたい
・国が各都道府県に一校夜間中学校を作ることを言われてから2019年の12月議会で是非高松市
に設置してほしいということで質問させていただきました。それから気がつくと三豊市に設置される
ということになりますます高松市に設置を希望しています 私はフィリピンに設立した学校への人道支
援で毎年古着や使い古しの文房具をもって訪問しますが教育受け始めた子どもたち人たちは夢を語り
はじめます。この活動がいい方向に向かってゆくことを願って私の立場からも助けることができれば
と思っています
・時代時代の学校教育で取り残されて人々の学びの場、機会であることがよく分かった
・教員を37年間して退職(定年)しました、退職後現職の時に思っていた夜間中学のスタッフをし
たいと思っています。ぜひ一緒にさせてもらいたいと思います
・三豊市以外でも身近な通える場所に学びの場が欲しいですね
・公立と自主夜間両方存在意義がある 効率となると教えることは「教師」じゃなきゃできないのか
・夜間中学についてもですがすべての子どもたちが現在どれだけありのままの姿で輝きながらひとり
一人学びの場に通えているのだろうかと考えさせられました。どの人も学びたいときに学びたい場で
学べることの大切さ、それを保障する社会にみんなで作っていきたい。そして誰もが安心して隠すこ
となく生きていける社会になりたいです。そのために自分でできることをやりたいです
・勉強したいけど行けない。行く勇気が持てない方も多いと思う。多くの学校ができる。何度も宣伝
して声をかけていくことが大事、セッションの中で国籍の話があったがなぜ外国の人がいいと思って
いたか城之内氏の話を聞き納得できた
・学びなおしたいと思っている人は私が考えている以上にいるのだろう。しかしその当事者ヵらの声
を聞き取ることは難しい、実際に夜間中学を作るまで行政を動かすためにはその必要性をいかに伝え
ていくかまずは私たちが夜間中学の必要性を理解しなくてはいけないと感じた
・夜間中学の言葉は聞いたことがあったがその背景は知らなかった。そこを知れてとてもよかった
・人は学ぶことで生き方が大きく変わる。勉強することも字を取り戻すことで人々は明るい笑顔を見
せて学びは生きる喜びとなる。多くの人の熱さを想いが伝わる素晴らしい時間でした。ありがとうご
ざいました。学びはどの人にも大切とあり、本当に明るい未来を作ると確信した
Q8.今日の感想など自由に記入ください
・夜間中の必要性がよくわかりました
・三豊市だけでなくほかの市町でも小さな規模でいいから夜間中学ができればと思いました。香川県
が夜間中学先進県になればと祈っています。何か応援できればとも思っています
・城之内さんの話がためになった。感情だけではなく現状を訴えることが大事だと思った
・コロナで大変な時にありがとうございました
・昭和生まれ、平成生れを問わず自分の意志でなく教育が受けられなかった人たちの多くいること、
すべての対象者の方が学ぶことは生きること中身が理解できました、ありがとうございました
・城之内先生の言葉に涙に心動かされました。今日はありがとうございました
・江戸時代の寺子屋から日本の識字率の高さは知られてはいたと読んだことがあります、他国に比べ
て誇れることと感じていましたがその意識が覆されました 本当に教育を受けなければならない教育を
受けたいと切実に思っている人にこそ教育は必要です。効率だけを目指して進む教育に対する日本人
の社会常識、政治の動向に疑問を感じます。 IT,AI、英語よりももっと掘り下げて考えなければなら
ないことが学校にはあると思います山田洋二監督の「学校」は今日の映画の事実、感動の土壌の中か
ら生まれたと気づきました