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讃岐おもちゃ美術館

理事長ブログ

蛇口をひねる


今日は東かがわ市にある丹生こども園の保護者向け講演会に行ってきました

コロナで講座やセミナーがことごとく延期・中止になっているので保護者向けの対面での講座も久しぶり
丹生こども園さんは園舎もかなりレトロで(市内でもかなり古い歴史のある園だそうで)なんだかなつかしさにキュンキュン!しかもお昼寝時間だったので講演会場(遊戯室)までの廊下から並んでお昼寝している様子が見えてさらにキュンキュン!!(笑)
しかしお昼寝している横で先生方は記録を書いていたり寝てる子を見ながら手を休めず本当に保育士さんには頭が下がる…

さて、廊下にある子どもの手洗い。

最近コロナでさらに「自動水栓」の普及が進んでいると聞きますが
新しい建物は自動水栓、少し前のはレバー式水栓が多い中・・・
この蛇口は通常横にひねるよりさらにハードルの高い「縦ひねり型」!!

いやあ、感動です。

実はひねる動作が苦手になっている子供が増えているなあと感じてる今日この頃
ってか自分自身もひねる力が弱まってる(老化⁈)なと感じることもあるのだけれど
確かに水筒もボタンでポンと開くし水道蛇口もひねる物は減ってきてるし日常生活に「ひねる動作」があまりない

同じくトイレも様式でしゃがむ動作も減ったし、(何なら流すときも自動だったり)

雑巾を絞るとか、いろいろな動作や作業が便利になり簡略化されてきて、普段やらないと「どうすればいいの?」ってできなくなることが増えてきて…

あえてこの縦型のひねる水栓!新鮮でいいね!っておもっちゃいました。

アウトドアや避難暮らし等いろいろなシーンで困らないよう体験を重ねる意味でもこうした経験ができる園ってむしろ素敵です!


子どもの精神的幸福度ワーストの日本…


なんということでしょう!

ユニセフが一昨日出した先進・新興国38カ国に住む子どもの幸福度を調査したレポートこちらによると日本の子どもは生活満足度の低さ、自殺率の高さから「精神的な幸福度」が37位と最低レベルだったとのこと!
「身体的健康」では1位なのに…?!
身体は健康なのに精神的には幸せ感がない…ものすごくバランス悪くないですか⁈
世界的にみると日本の子供は経済的は比較的恵まれているが、学校のいじめや家庭内の不和などを理由に幸福を感じていない実態が明らかになった。と報道されています。
しかも…コロナでさらに子どもたちの幸福度は悪化する可能性が示唆されています。

ユニセフのレポートでは、子どもの幸福度を改善するために以下のことを求めています。
・・・・・・・・・・・・
所得格差と貧困を減らすために確固とした行動をとり、すべての子どもが必要な資源にアクセスできるようにする
子ども・若者のためのメンタルヘルスのサービスに関する深刻な格差を是正する
仕事と家庭のバランスを改善し、特に、質が高く柔軟で安価な乳幼児保育へのアクセスを改善するため、子育て支援策を拡充する
はしかの予防接種率の最近の低下を逆転させることを含め、予防可能な病気から子どもを守るための策を強化する
子どものいる家庭を支援するCOVID-19関連の政策を改善し、子どもの幸福度を支える予算が緊縮財政措置から守られるようにする
・・・・・・・・・・・・・


政府として取り組むべきことが中心かもしれませんが私たち地域の子育て支援団体としても取り組めることがあるはずです。

特に精神的幸福度を上げるための「生活満足度をあげるためには何ができるか?」「自ら命を絶とうとする子どもたちにできることは無いのか」世界の子ども達となぜこんなに差が出てしまうのだろうか。

要因や背景について、身近なシーンでも想定して動けることを動いていかなければ。と思います


夫婦の問題も身近に相談できる場所を作りたい


この度、ドコモモバイル・コミュニケーション・ファンド様の助成を受け
シングルのご家庭、あるいは離婚前のご家族への支援についてニーズ調査や現状ヒアリング、そして相談体制の確保に向けての人材育成の事業を実施します。

わははネットではこれまで高松ひとり親サポートブックの作成やひとり親サポートネット(WEB)の運営を長くしています。

その中でもひとり親さんへの支援はもちろんですが、ひとり親になる前の「離婚するかしないか」と悩みを一人で抱えている人、また近親者へ離婚について相談したところこじれてしまったケースなども見てきました

相談だけでなく適切な機関への紹介や法的なこと、経済的なこと、就労のこと、そして何より大事な子どもをどう育てていくか、子どもの暮らしの確保のことなど客観的に、また最新の情報提供等をすることと、寄り添う相談支援の姿勢と両方合わせてもった「身近な信頼できる」場所が必要だと感じています

そこで、常田美穂先生、辰巳裕子先生にご協力をいただき、現状の相談体制の調査や子育て家庭が離婚について考えてことがどれくらいあるのか、その時どのようにしたのかなどの調査等、客観的に現状を把握するための調査事業を行い、そのデータを基に必要な(しかし不足している、あるいは無い)支援を行うため小人材育成等を行いたいと考えています

離婚は夫婦だけの問題ではなく、子どもにとっても少なからず影響があります。
子どもの気持ちにも寄り添いながら「子育て支援者としてできる夫婦関係にクローズアップした支援」として何ができるか感がが得たいと思います