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讃岐おもちゃ美術館

理事長ブログ

利用者・当事者の目線で・・・

年末年始が来ると思い出すことがあります。

‥‥20年前、わははネットの活動をまだ始めた当初。
お正月に県外の友人家族が遊びに来ました
我が家にも幼児、友達家族にも幼児がいて、香川の観光案内をする、と言っても小さい子ども連れで行けるところが限定的。
そうだ!香川が誇るファミリー向けの遊び場と言えば…と「さぬきこどもの国」に行こうと思ったら年末年始はお休み中(当時は年末年始で一週間くらい休んでいた)

せっかく香川のいい所を案内したいのに、お休みとは何事ぞ?!

と思い当時こどもの国の理事長を兼任していた(現在は一般財団法人で代表は県庁とは別な組織になっていますが)知事に(当時は真鍋知事)【知事あてメール】なるものをしました。

*小さい子どもを連れて家族連れで遊べる施設がそもそも県内に少ない。
*ゴールドタワーやレオマワールドなど民間は努力して年末年始も営業しているのに県有施設はのんびり休んでいるなんて県民のことを本当に考えているのか?
*無料で家族で遊べる施設なのにこの家族そろってゆっくり過ごせる年末年始になんでやすむの?!
等と結構辛辣な意見を書いて投稿しました(汗)

今なら働き方改革の時代、職員さんもしっかり休ませてあげて、って言いたいところですが(苦笑)当時は「子育て中の家族はみんなそう思っている!」とかたくなだったのかもしれません。

知事宛てメールの返信内容は
⋆年末年始は家族でお墓参りなどをしてゆっくりと団らんして家庭で過ごすものですから~~的なお返事で、これに対したまたまた「はあ?!(怒)」ってなったことも覚えています(汗)
しかし翌年からは少し年末年始の休み期間が短くなり「知事あてメールに投稿した効果」があったのも事実です。
施設の人には申し訳ないかったですが(汗)

今となっては、それぞれの施設の事情も分かりますし、運営側の気持ちも分かるし無理なこと言って「面倒な人」と思われたくない、ということを考えたり。
また自分も多くの施設を持つようになり、じゃあ、自分もやりなよ、と言われると困る・・・という想いもあります

実は子育てひろばだって「働くママのために遅い時間や土日祝もオープンしたほうがいいんじゃないか」(まろっ子ひろばは日祝開いてますが)とか、”利用者目線”で考えるともっとやったほうがいいこともあると思います。ただマンパワー・予算・倫理等様々な問題で出来てない。。

自分が子育て当事者だった時の、ちょっと無茶で常識知らずだった無鉄砲ぶりも時に必要なのだと思い、最近揉めないように、それぞれの立場や事情を考えすぎて丸くなっている自分がいることに気づいたり…

今年は少しもう一度とんがった視点で行ってみようかな(笑)


まだまだ届いていない声がある。

3月3日に開催されるホワイトリボンランのチラシ


今日からわははネットは子育てひろばも事務所も仕事はじめ。
朝の朝礼は全拠点(4拠点)オンラインで合同朝礼を。ひとりひとり今年の目標を語りました。

そして今日は金曜日なので「ラジオDEわはは」
ちょうど、事務所にPRに来た県内のガールスカウト・レンジャーの高1女子を連れて一緒にFM香川のスタジオに。
彼女が中心となって3月3日に「ホワイトリボンラン」というのを開催するというのです。

ホワイトリボンとは世界中の妊産婦の命と健康を守るシンボル。
妊娠・出産・中絶で亡くなる女性をゼロにしよう!という運動です。

こうした運動が全国で展開され、そして香川のリーダーを女子高生がしているなんて、応援せずにはいられない。

スタジオに向かう車中の会話の中で
女性の性暴力についての相談窓口の少なさや、実は女性が性暴力や望まない性行為・妊娠などの相談を【ドラッグストアの店員さんが聞いたりしてる】ということを聞き驚きました。

知り合いだから相談しづらい、専門家や行政の相談窓口は敷居が高い(あるいは相談窓口が開設されている時間帯が合わないってこともあるかも)、、、、でもコンドームなどの避妊具を迷いながらドラッグストアで探しつつ不安をそこの店員に吐露する・・・ということは、考えてみれば有り得る話だ。と妙に納得。

無関係な人だから、程よい距離感があり、詮索されたり指導されたりする関係じゃないから、だから、ポロリと悩みや困りごとを話してしまう。。。そんな女性と向き合っている店員さんって…実はすごいんじゃないか。

まだまだ知らないことがたくさんあります。
そしてやらないといけないことがたくさんあります。

香川県は人工妊娠中絶率が高いと言われています

女性が辛い思いをしないで済むように。きちんとノーと言えるように。
絶たれる小さな命が無いように…

そんなことを高校生と一緒に考えてみる、そんなことも新しいなあ。と思った仕事始め。

さあ、今年も新しい出会いと新しいチャレンジしていきますよ~~~!


原点に戻り素直な気持ちで…

BIG ISSUE 350号


ホームレスの自立支援のために仕事を作ることで応援している「BIG ISSUE」という雑誌をご存じだろうか?
香川県ではあまり見かけないけれど首都圏に出張に行った時などは駅近辺で路上販売をしている雑誌です
以前私も取材を受けたことがあり、新春号を毎年送ってきてくれています

今年の新春号はちょうど発行350号目です。

そこには新春号らしくこれまで取材されてきた方の言葉をかるた式に照会している特集があって
私が目に留まったのは

「NPOというのは0を1にする仕事。一人の思いや願いの中に大事なニーズが隠れている。1にできれば後は社会が10倍にも100倍にもしてくれる~NPO法人月と風と」という言葉。
→そう、わははもこれまでの20年間 いくつかの事業を立ち上げゼロだったものを仕組みとして制度として作り上げてきた自負もある。しかしそれを放っておいても10倍、100倍にはするにはさらに何倍もの苦労が待っている。そこを仲間たちと自ら動き社会に働きかけ続けることが大事だということも実感として分かってきたので、今年はゼロを1にする、そして放っておかず10倍100倍にするまで責任を持ってできるように頑張りたいな、と思います。


「相手が真に受けないようなことこそ”本当のアイディア”なんだと思います=加茂水族館元館長」
→ママだけで子育て情報誌を発行販売するときも、商店街の空き店舗をママ達で借りて子育てひろばを立ち上げる時も、子育てタクシーを思いついたときも、美容院と連携して子育て支援をするときだって、最初は「無理やろそんなん」と誰も相手にしてくれなかったことを思い出しました。変に「常識」が身についてきた昨今ですが「不可能でしょ」っていうことにチャレンジする気持ちを忘れずにいたい。と思います

等など…どの言葉も興味深く、自らに置き換えて考えてしまいました。

平成最後、新元号になる今年一年、創業期の気持ちを忘れずに、でも歩んできた道に自信を持って経験を積んだからこそ見えること、できることをチャレンジしていく、そんな一年にしたいなあ~と思います。
わははネットのクレドを常に胸に!


あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします


明けましておめでとうございます

今年も恒例の近所のお寺で除夜の鐘をつかせていただき、その足で氏神様まで夫婦で歩き初詣。仮眠をして讃岐富士(飯野山)へ5時半から登山⛰初日の出を山頂で拝めました。

年越し蕎麦を頂き、今朝は白味噌あんもち雑煮と年明けうどんを頂く。これも例年通り。

ただ子どもたちの成長とともにお正月一緒に過ごせる機会は減りました。
今年は夫と長男のみ。

日本人らしさ、を感じる年末年始の行事です。

今年もわははネットらしくチャレンジ精神を忘れずに全ての子育て家庭のために何が出来るか考えて行動に移せる一年にしたいです。
今年もご支援、ご協力、そしてぜひ遊びに来てください。

どなた様も、いい一年になりますように。