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讃岐おもちゃ美術館

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親10年生、次のステップへ


こんにちは!企画制作チームのみょ~さんです。

みなさんは自分を褒めることってありますか?
私はあまりありません。
親になってからというもの、自分のことは後回しになることが多くなりました。

でも先日、自分を褒めてあげたいなと思うことがありました。

家族で週末に川に出かけたときのことです。
川沿いにあるお店に立ち寄ったとき、息子(小学校4年生)があるポスターをみて
「これがしたい!」と言いました。

「クイックジャンプ 高さ15mからのフリーフォール型アトラクション!」

と書いてありました。

「いやいや、あぶないからやめときなさい」
と言った私。

「いや、俺はしたい」
と息子。

「身長110cm以上だったらできますよ」
とお店の人。

「なら、俺はする!」

と決心のかたそうな息子。

でも、15メートルって!
建物でいえば4階から5階の高さ。
私は高所恐怖症で、自分で飛ぶのは絶対無理。
かと言って大事な大事な息子が飛ぶのも見たくない。
悪いクセの妄想力がはたらいて、
もしロープがちぎれたら……
もし何かにぶつかったら……
もし気絶してそのまま意識が戻らなかったら……
と頭がぐるぐる……。

でも、そこで思ったんです。
もしかしたらこれは、息子が大人になっている証拠なのかもしれないと。

今年で10歳。私も親になって10年。
「育てる」という役割から「見守る」という役割にステップは変わっているのかもしれないと。

「ほんなら、そんなにしたいならやってみな」
と震える声でいいました。

「よっしゃー!」
はつらつとした笑顔で、勇ましくジャンプ台に向かっていきました。
私は不安でいっぱいでした。

無事に飛んで、無事に地面に着地しました。
「ママー! みてた? 気持ちよかった~」
と走り寄ってきた息子。

本当に、無事でよかった。
そして、「少し」親になった自分を褒めてあげました。


90号掲載の「Hugはぐタイム」では子ども出来ることになった「少し」のことを一緒に喜ぼうというコラムでした。

自分のことも「少し」褒めていいですか?