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【開催報告】令和6年度香川県ライフデザイン講座事業 高松桜井高校

香川県のライフデザイン講座事業は、県内の高校生が国家資格キャリアコンサルタントや助産師会の方から講義を受け、今後のライフデザインを考える機会を提供するものです。

10月に高松桜井高校の1年生約270名を対象に講座を開催しました。
今回は、キャリアコンサルタントと助産師会がそれぞれ50分、2回に分けて行われました。


1回目は、キャリコンサルタントでもあるわははネットの副理事長小出の講座です。
“ライフデザイン”とは、どんな人生を送りたいか、理想の人生をイメージすること、多様な生き方がある中で自ら選択し進んでいくこと、そして自分の幸せを追求するライフデザインを描くことは何歳になっても大事であると伝えられます。
その一つとして、結婚・妊娠・出産があり、それぞれが望む人生設計に合わせて自らが意思決定をすることができると話がありました。

高校に入学して半年が経ち、文理選択などの進路の決定に悩む1年生にとって、結婚や出産などはまだまだ遠い未来の話とこれまで考える機会はあまりなかったかもしれません。
小出から、「目先のことに迷い悩むときは少しだけ先のことを考えてみましょう。そうすると、今どのように行動をしたら良いかが見えてくると思います。また、自分が信じて決めた道でも違っていたら路線変更すれば良いのです。ライフデザインは修正も変更も可能です。ありたい姿を描いて、解像度を上げていくことをしてみてください。」と伝えられると、生徒たちの表情も明るくなったように感じました。




2回目は、香川県助産師会の講座です。
テーマは「いのちをつなぐからだの仕組み」
ライフデザインを考えるうえで、高校生に知っておいてほしい妊娠や出産、そして育児の知識について話をしていただきました。

“妊孕性”“プレコンセプションケア”について、
妊孕力とは、妊娠するために必要な能力で年齢と共に低下していくもの。
プレコンセプションケアとは、将来の妊娠を考えながら自分の生活や健康に向き合うこと。

ライフステージと生殖機能について、妊娠を希望するときや避けたいときはどのように行動するべきか、そして男性も女性も年齢が上がるほど生殖機能は低下していくため、子どもを産みたいと考える場合にはそれを踏まえて若いうちから行動をしていくことの重要性を教えていただきました。
そして、からだの仕組みを踏まえて、互いを尊重しあえるようなパートナーシップを築いてほしいと伝えられました。



今回の講座では、キャリアコンサルタントと助産師会で2回に分けて実施をしたため、ライフデザインをどのように考えたら良いのか、また考える上で知っておきたいからだの知識についてより具体的に学ぶ機会となったのではないかと思います。
人生の岐路で悩んだときに、考えて答えを出す、そのためにたくさんの知識を身に付けていってほしいと感じました。