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【開催報告】11月9日地域子育て支援講演会開催しました


11月9日(土)香川県内唯一の乳児院さんも併設する かがわ子ども・子育て支援センターさんと共催で「地域子育て支援講演会」を開催しました。
当日は社会的養護施設の方、里親をされている方々、子育て支援団体の方や地域の方など多くの方で会場は満員。


講演会の第一部は
「命のバトン~家族の絆・地域の絆・子どもは未来の宝物~」と題して
熊本から赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)の開設に尽力された田尻由貴子さんのご講演。

ランチは里親さんや子育て支援団体の皆さん等参加者の方々がギューギューに集まってのランチ交流会で午前中の講演の感想をシェアしたり自分たちの活動の紹介をしたり。

午後からの第二部は
金沢からお呼びしたサポートハウスを運営されている山本実千代さんの「我がこと・まるごと日常生活支援サポートハウス」と題した講演会を開催しました


田尻さんのお話
 助産師であり保健師でもある田尻さんは2007年 熊本の慈恵医院にて看護部長をつとめながら「こうのとりのゆりかご」及び「赤ちゃんSOS電話相談」の運営を中心的役割で立ち上げます

しかしこうのとりのゆりかごはマスコミをはじめ様々なところから匿名で赤ちゃんを預かるなんて出自を知る権利を脅かす、と猛烈なバッシング
 
しかしテレビドラマ「こうのとりのゆりかご」で、薬師丸ひろ子さんが田尻さん役を演じ、この取り組みが紹介されると熊本のみならず全国からの相談がうなぎ上りに急増。

若年の妊娠(中には小学生の妊娠も)、経済的に養育が難しいケース、婚姻関係にない間柄でそだれられない妊娠など様々な理由で匿名での相談が来ることになんと「24時間365日」向き合ってこられています。


今回主催を一緒にしてくださった乳児院の山下館長も、そして午後からの講演をしていただいた山本さんも「そうなのよ!相談電話ってどちらかというと夜中や早朝が多い(エビデンス有)」なのに行政の相談窓口は平日日中とかが多くギャップがある!と口をそろえていました

そして誤解の多い赤ちゃんポストの事業は匿名で気軽に赤ちゃんを預かるわけではなく、丁寧な傾聴と相談で多くの方は、様々なサポート体制とつながり自分で育てる決意をしたり、養子縁組につながったり、、、と次のステージに行っているそうです

午後からの山本さんのサポートハウスの取り組みは、貧困・虐待・障害など様々な背景を持っている子ども~大人までを生活まるごと共にしながら「暮らす力」「生きる力」を身に着けていき支援しています

「2~3年で結果が出る支援ケースなんて一つもない。どの支援も10年単位で結果が出てくるもの」と言います。

本気でぶつかり「食べること」「暮らすこと」を伝えていく姿勢は戦いに近いです

しかしだからこそ立ち直り、思いやりを持って社会に出て行ける子どもたちを送り出していけるのだと思いました。

この研修ではいずれも多くの本人の課題ではなく取り巻く社会の課題の中で、行政の制度の隙間に陥りもがいている子どもや親がこんなにも大勢いること。そう、制度には隙間があって仕組みや制度がつながっていないこともよくわかりました

まずはひとり一人が意識的により丁寧に子どものいる家庭に心を寄せ、小さなことでも行動に移すことが大事だと感じました

最後に山本さんの言葉で印象に残っているのが「食べるって漢字は、「人を良くする」って書くでしょう。心や生活が乱れたとき、まずは温かいものを食べながら食卓を囲む」そこからスタートです。という言葉。

生きる力をつけるためにも「食」と「つながり」の大切さを痛感した講演会でした。