讃岐おもちゃ美術館準備室

宮内フサさんの張り子人形たちと出会う

一番心惹かれた3人の子どもを連れたママさん張り子。このお顔立ちがなんとも言えず愛おしい…


香川の子どもたちに、地元をもっと知ってもらいたい、そして愛してもらいたい。どこにいても、誰といても胸を張ってふるさと香川には、こんな素晴らしい人が・自然が・歴史が・伝統があるんだ!って語れる人になってほしい。

そんな野望をもって讃岐おもちゃ美術館設立に向けて走っています。
そう、もうオープンまで残すところ1年。もうゆっくり歩いて準備…ではなく走りながら準備しています。

かく言う私自身が、「香川のええもん」を実はあんまり…というよりほとんど知らんかった!!!ということに改めて気づく日々。
先日来、栗林庵さんの漆の絵付けで奉公さんを描くワークショップに参加したり県立ミュージアムの張り子の奉公さんを作るワークに行ったり…
あちこちで見かける奉公さん。その伝説はもちろん知っていますが、張り子の奉公さんの生みの親である宮内フサさんの奉公さんは、格別。
何とも言えないお顔立ち、色合い、姿かたち…全体からあふれる幸せなオーラ。


奉公さん・・・本物の奉公さん・・・
讃岐おもちゃ美術館に遊びに来てほしい・・できればずっと…
そして子どもたちに語り伝えたい・・・


という思いが溢れすぎてつい厚かましくも宮内フサさんのお孫さんにあたる宮内電機の宮内社長に電撃連絡

するとなんということでしょう!宮内社長から「僕から連絡しようかと思ってたんですよ。」って!!!

讃岐おもちゃ美術館設立に向けての噂を聞き、フサさんの作品たちが何かお役に立たないかと思っていただいていたと!!もう感激!感涙!

・・・ってことで早速宮内電機さんへお邪魔してきました!


役員室に所せましと並ぶ高松宮内張り子のかわいいお人形たち

初代フサさんの作品はもちろん、2代目マサエさん、3代目みき子さんの作品も並んでいて微妙なお顔立ちの違いなども見られてなんとも贅沢な空間!!

奉公さんだけでなく動物を模したものや、子どもを背負った母親、寄り添う優し気な夫婦、めでたい鯛を背負った鯛えびす。鯛持えびすは昭和34年のお年玉切手の図案にも選ばれたというのだからすごい!

宮内社長に私が延々と(苦笑)讃岐おもちゃ美術館にかける思いをお伝えすると、手と打って「子どもたちにかける思いは同じです」ということで、奉公さんや張り子人形さんたち、いくつか讃岐おもちゃ美術館に貸与いただけることになりました!かんげき!
では皆様完成までお楽しみに~!